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チューブレスタイヤのエア漏れ、バルブコアの交換も要チェック

この記事は約6分で読めます。

チューブレスレディのエア漏れはいろいろな可能性からチェックするべき

冬の間は積雪があるため、少しでも溝の深いタイヤを使おうとJari1.3には購入時についていたWTBのRADDLERを装着していました。

グリップもしっかりしてるし、積雪でもグラベルでも安心のタイヤなのですが、雪もなくなり舗装路を走るのが多い私にはやはりRADDLERは重い。

秋まで使っていたPanaracerのグラベルキングSSに履き替えることにしました。

そして履き替える前に原因不明のエア漏れがあったので、それも改善したいなと。今回の記事はそんなお話です。

チューブレスレディのエア漏れについて

チューブレスレディはインナーチューブを使わず、タイヤとホイールの間を液状シーラントを入れることで密閉し空気圧を保持させる仕組みです。

去年初めてチューブレスにしたときの失敗あり成功ありの体験談はこちら。

ロードバイクタイヤのチューブレス化、失敗と成功とコツなどを紹介
ビード上げよりもリムテープ貼りのほうが重要!失敗も隠さず紹介! ここ数回のライドでは走行中にパンクが頻発し修理に時間がかかることがたびたび。 今まではタイヤの内側にチューブを入れているクリンチャー(チューブドともいいますね)で使用していたの...

チューブレスレディのホイールにはリムにニップル穴があいているのでリムテープ等で塞いでやる必要があります。

インナーチューブを使わない分、エアー漏れを起こす要素が結構多く、パンクをしてもシーラントが塞いでくれるためパンクに強いといったメリットがある反面チューブレスにすることも色々大変です。

ざっと今思いつくエア漏れを起こす要素はこんなところ。

チューブレスレディのエア漏れ原因

  • ホイールとタイヤの密着不足(タイヤ側面からエア漏れ)
  • タイヤに大きな貫通穴(タイヤ表面からエア漏れ)
  • 空気を入れるバルブの固定不良(バルブからエア漏れ)
  • バルブに取り付けるバルブコアのパッキン破損(バルブからエア漏れ)
  • リムテープのズレ、接着の浮き(ニップル穴からエア漏れ)

エア漏れの場所から原因を特定し、対策することでエア漏れは止めることが出来ます。

初めてのチューブレス化のときはリムテープを上手に貼ることができず、エアーがダダ漏れでした(↑上の記事をご参考に)。

さて、そんな反省なども踏まえて今回のタイヤ交換を行うことにします。

装着しているタイヤ、WTBのRADDLERからPanaracerのグラベルキングSSへの交換です。

RADDLERを使っているこの1ヶ月ほどエア漏れに悩まされていました。シーラントを追加したりバルブを見直したりしたのですが原因はわからず。最後は石鹸水をタイヤにいろいろ吹きかけてみて発見しました。

チューブレスバルブのバルブコア部分からのエア漏れでした。バルブコアは消耗部品なのです。

バルブコアからのエア漏れはコアの交換でOK

チューブレス化したときに購入したチューブレスバルブはSCHWALBEのチューブレスバルブ。

これ自身には問題はありません。密着もしっかりしているし購入時にはエア漏れはありませんでしたから。

ただし、根元部分の形状をホイールに合わせて購入しないとネジ締め時に空転してしまったりするので形状を確認してから買ったほうがいいと思います(詳細は以前の記事で)。

チューブレスバルブはバルブとバルブコアに分解することができます。そうしないと液状のシーラントを注入することができないので。

SCHWALBEのバルブコアはこんな形状です。

ママチャリについてる「虫ゴム」に似ていますよね。ネジを緩めるとエアーが入れられて、締めると空気を遮断します。

よく見るとパッキンがついていると思うのですが、このパッキンでバルブとバルブコアの隙間を埋めてエアーが漏れないようにしているのですが、何度か締めたり緩めたりしているうちにゴムパッキンがすり減る等によりエア漏れを起こすようです。

消耗品ということで今回はバルブコアの交換も合わせて行うことにしました。いろいろ調べるとグラベルキングを作っているPanaracerのバルブコアが評価が高かったのでこちらを購入。バルブコアを止める金具もかっこいい!

そして液状シーラントもPanaracerのものを購入。これはお世話になってる自転車屋さんから「グラベルキングを履くならPanaracerのシーラントを使った方がいい」というアドバイスによるもの。

シーラントというのは液状のゴムなので、パンクなどでもれだすと空気に触れて固化しパンク穴を塞ぐ役割をしてくれます。

以前はスタンズというブランドのものを使っていたのですが、Panaracerのシーラントはクルミの微細な粒が入っていてそれが穴に入りパンク穴を塞ぎやすくしてくれるとのこと。

Amazonでササッと揃えて土曜日の朝一気に交換することにしました。

グラベルキングSS の交換作業

まず、下準備として前日の夜のうちにグラベルキングを取り出して裏返しにして広げておきます。これによって変な曲げグセなどがなくなるので翌日のビード上げが非常に楽になります。

ちょっと夜の作業だったのでわかりにくくてすみません。タイヤの裏側(肌色)が外側に向けられていて、タイヤがひっくり返されているのがわかると思います。

さて、翌日。

いまついているRADDLERを外してホイールに付着したシーラントを拭き取るとグラベルキングSSをはめ、ビード上げです。

ビードを上げる時にインナーチューブがない分エアーの加圧がしにくく、ゆっくり空気を入れると隙間からどんどん漏れてしまうのです。一気に空気を送り込むことで空気圧を上げてタイヤをビードにはめるのを「ビード上げ」といいます。

SCHWALBEのタイヤブースターを持っているので数回のチャレンジであっさりビードがあがりました。CO2インフレーターを使う人や空気入れで一気にいく人などいろいろ猛者がおられますが、私はタイヤブースター一択です^^

ビードが上がったらPanaracerのシーラントを50CCほど入れてバルブコアを入れて空気を入れます。今回はサクッと完了。

バルブコアを新調したおかげでエアー漏れもなさそう、安心してライドに出られます!

初めてのときは本当にうまくいかず3日も!かかりましたが上達したものです(笑)

2時間ほど放置して空気漏れもなさそうだったので午後からはポタリングに出かけました。

グラベルキングSSの良いところ

グラベル用のトレッドの深いタイヤに比べると、グラベルキングSSはさすがのセミスリック。漕ぎ出しも軽いしスピードもしっかり乗ります。

今日は近所をポタリングしてきました。

自宅が琵琶湖に近いので湖岸をのんびりと。

ちょっとした直線があるのでどのくらいスピードが出るか頑張っていみました。40km/hは余裕で出ます。

ほかはゆるりと流していましたのでそれほどですが…琵琶湖岸は平坦な道が多いのでホント走りやすいです。

RADDLERは40CでこのグラベルキングSSは35c。見た目にも細くなりますしセミスリックな分すっきり見えますね。

ふと見ると花びらの黄色いハートが乗っていたので写真を撮ってみました。

空気圧は3Barくらいだとそこそこ吸収してくれますし、4barくらいまで入れるとかなりゴツゴツした感じになります。通勤には3.5くらいまで入れることが多いですね。

またこれでロングライドに出かけてみたいと思います!

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