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少しのことにも、先達はあらまほしき事なり(徒然草五十二段)

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旅行の準備をしています

土曜日と日曜日に旅行に行くので準備を始めているんです。と言ってもカバンに何かを詰めるとかではなくて、行くところをいろいろ調べたり。

日本史で好きな時代は戦国時代と幕末なんですけど、特に戦国時代の織田信長が好き。もともとは山岡荘八の織田信長を読んでからなんですけど、その後もゲームの「信長の野望」とかとか。

尾張から始まって岐阜、近江へと勢力を広げた信長の足跡はいまでもいたるところに見かけるんですよ。今住んでいるところからほんの数百メートル先にも。

これは私の住んでいる守山市の広報誌の一部なのですが、この金森というところは信長と一向一揆で争って鎮圧されてしまいます。ところがその後復興させるために楽市楽座令を出して商業上の自由を与えたわけです。

さて今はすっかり住宅地となってしまっていますがその跡が今も残っていたような。戦国ファンならご存知かもしれませんが「金森長近」はここの出身の人ですよ(どうでもいい人にはどうでもいい知識)

他にも滋賀県には安土や比叡山などの信長の足跡がたくさんあるので自転車で行ったりもします。ここは安土城跡。今はなにもないんですけどね。上に登れば景色だけが広がってる感じ。

絶対に行きたいなと思っていたのはここ。金華山という山の上にそびえるちゃんとお城があるやつ。いわゆるひとつの岐阜城です。

土曜日ホテルに入る前に行こうか、それとも日曜日にチェックアウトしてから行こうかなどと考えていたんですが、いちおう前もって調べてみようと思ったんですよ。そしたら!!!

この時期パノラマ夜景っていうのをやっていて、ロープウェイも夜間営業してくれてるんですよ!これは夜行くのが最高ですねきっと!

こちらの画像は岐阜市のHPからお借りしました。こんな写真、撮りたい!

昨日買った広角レンズ、無事さっき到着したので頑張って撮ってきます!!夜空と夜景、楽しみだなぁ。

これ、フィルターつけても4万円くらいで買えちゃったんですよ。Amazonのレビューも高評価だったし楽しみです。

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少しのことにも、先達はあらまほしき事なり

徒然草のいわゆる「仁和寺なる法師」というお話。第52段ですね。

仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。さて、かたへの人にあひて、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。

はい、文学部卒が適当に現代語訳しますよ。

仁和寺にいたお坊さんが、高齢になるまで石清水八幡宮に参拝したことがないのを心残りだと思っていたので、ある時「よし!行ってみよう」と1人で歩いて参拝に出かけました。極楽寺や高良神社などに参拝したところで「なるほどこんな感じか」と思って帰ってきました。

さて、戻ってきて同僚に「今まで心残りに思っていたことをついにやって来ちゃいましたよ!なるほど今まで聞いていた以上に石清水八幡宮っていうのは素晴らしく尊いものでした。でも、参拝に来た人がどんどんと山へ登っていくのを見て、あれはなんなんだろうと気にはなったんですけど、まあ今回は石清水八幡宮にお参りするのが本来の目的だったし山には登らないで帰ってきたんですよ」という。

どんな少しのことでも先達(先輩や指導者)はあってほしいものだ。

石清水八幡宮というのはその「参りたる人ごとに山へ登りし」先にあるものなのですが、その法師は山の麓にある末寺や神社だけ参拝して「石清水八幡宮に参拝したつもり」になって帰ってきてしまったという笑い話。そして兼好法師は「先輩や指導者はあってほしい」と言うわけです。

ところが、僕はこう思うんですよ。仁和寺にもし先達がいたとしても「その人に話を聞かなければ意味がない」ことだし「あいつに教えてやろう」という関係じゃないと先達としての意味がないんだなと言うこと。

つまり、

  • 先達がいたとしても教えてもらおうという本人の誠意がなければ情報を得ることができない
  • 先達が「あいつのためなら教えてやろう」というだけの本人の普段からの努力も必要

知恵や知識は勝手に手に入るわけではなくて自分で努力して「得よう」とすることで得られるものであり、先達も「あの法師が石清水八幡宮に行くのなら間違いがないように山の上にあるんだよと教えてやろう」という気持ちになるような普段の付き合いが必要ということ。

出かけるときに法師が「私ね、今回石清水八幡宮に参拝に行こうと思ってるんですよ。気をつけたほうがいい事とか現地でオススメの料理とかないですかね?」などと先達に聞いたとすれば、「そうだな、山のふもとの末寺だけではなくきちんと山の上まで行かないと石清水八幡宮に参拝したことにならないから気をつけろよ、あとオススメの料理はどこどこのなになに」などと知識を得ることができたはず。

それが今やインターネットで情報を得やすくなったのも確かだけど、嘘の情報なども多いし「意図的なレビュー」とかもあるので、情報の取捨選択が大事ということでまとめておきましょう。

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