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前田めぐるさんの著書「この一冊で人が集まるSNS文章術」は付箋が足りなくなる良書!

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「刺さる一文」がまるで畑の大根のように連なっていた

前田めぐるさんの本はハズレがない。何冊も読みながらそう思っています。

ブログ本やアフィリエイト本はテクニックを全面に出して「ああすればいい、こうすればいい」とプッシュがすごいのですが、前田さんのはそれが全然ない。

前田めぐるさん「前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?」を読みました

目次もちろん主婦以外にもオススメしたい一冊!章立てはこんな感じです序章 そもそも、フリーランスって?第1章 何から始めたらいいの?【準備】第2章 オリジナルを尖らせるには?【商品】第3章 価値を伝えて ...

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注意を引きつけたいがために辛口の「激炭酸」のような煽りや非難などが入っている文章や、抑揚がなく淀んだ「ぬるま湯」のような文章ではなく、本当に文章がこなれている、そしてしっかりと頭に入り水分補給ならぬ「知恵の補給」ができるような文章。

読み終わってからも何かがあるたびに本棚から取り出して「この辺にいい一文があったはずなんだ」って探したくなるような(実際探しますw)そんな言葉です。

ああ、文章っていつまでたっても過去のものを見ると恥ずかしいものです。しかしそんなことにも懲りず、私はまた前田さんの本を手に取る機会をいただきました。

だって前田さんからご献本頂いたのですから。なんという光栄。ありがとうございます。

章立ての紹介から感想をぽつりぽつり

章立てを紹介しながら「心に刺さった」部分を紹介させていただきます。

第1章 まずは、「自分ルール」を決めよう

TwitterやFacebook、ブログなど沢山あるSNSの中でどれを選ぶのが自分にとって良いのか、SNSで疲れてしまわないようなSNSとの付き合い方をするには自分なりの「ガイドライン」を作ることが大事、などSNSを始めるにあたって「付き合いのコツ」のようなものがまとめられています。

自分らしく使うための自分なりの方針として「マイ・ガイドライン」を作ってみませんか?
すでにソーシャルメディアを使っている人は、今までのことを振り返りながら。また、今から始める人や使って間もない人は、現状で考えられる範囲で。(30ページ)

全然僕が偉そうなことをいえるSNS使いであるとは思っていないんですが(魔法使いみたいですね。笑)

僕がいま使っているのはPinterest、Instagram、ブログ3つ、Twitter、くらいですが、他にもいろいろ使う中で残ってきたものばかりです。

  • ファッションの備忘録としてのPinterest
  • 見た景色を切り取って楽しむInstagram
  • レビューを書いたり自分の思いを書き綴るブログ
  • 思ったことをそのまま書いて友達とのやりとりを楽しむTwitter

いろいろやってみて、向いていなければサッとやめてしまえるのがSNSのいいところ。気楽に始めたらいいと思うんです。ただ、目の前に相手がいないことをいいことに批判したり怒りにまかせたやりとりをすることは自分を消耗することにもなりますし、相手を傷つけることにも。自分と相手との違いを楽しめるようなSNSとの付き合い方が大事だなと思っています。

第2章 この7つのコツを押さえるだけで、もっと「読まれる文章」になる!

さて、実際にSNSでの実践編。

読まれやすい文章とは、分かりにくい文章はどんなものかを例を出しながら押さえていきます。これぞまさに前田さんの真骨頂。常に「読まれる」を意識し続けているからこそ書けるんです。ただ自分の事を書くだけなら考えなくてもいいのですが、画面の向こうには人がいて、その人が読む文章ですから少しでも「伝わりやすさ」は考えていきたいところです。

ソーシャルメディアでの発信は、短距離走ではなく、長距離走。無理せず、できる範囲で続けることが大切です。(54ページ)

僕もブログを書き始めてからちょうど3年が立ちました。最初は「大地が割れ雷鳴が轟くのであった」みたいな堅苦しい文章を書いていた自分が、気がつけば「指が考えて勝手に文章を書く」ようなブロガーに。数ヶ月ぱっぱっと書いてスッと消えてしまうブロガーを沢山見てきましたが、目的はなにであってもすぐには結果が見えてこないのもSNS。リアルな友達を作る時に「よろしくね」だけですぐ仲良くなれるわけではないのと同じように、SNSもその人の「人なり」が見えるのには時間がかかるものです。SNSは特に文章にフォーカスするというよりも「SNSをしている人」こそがメインのものですから。

そのための「読みやすい文章の書き方」「わかりにくい表現」などの例は本当に参考になりますし、OK例とNG例を両方眺めることで「はっ」とすることも沢山。接続詞の使い方の部分は本当にブログを書いてる人には絶対読んでほしいところ。これが上手になるだけで文章がめちゃくちゃ読みやすくなる(書き手の思う方向に読み手を連れて行くことができますね、前田さん)

第3章 「いいね!」したくなるのは、上手な文章より共感される文章

文章の読みやすさと同じようにSNSで求められる「共感」というもの。SNSによっては「いいね!」ボタンがあったり「ブックマーク」機能でシェアされたり。僕ははてなブログも使っているので「はてなブックマーク」という機能を使っていますが、僕が見て書いたブックマークを誰かが見てさらにシェア、拡散され「バズる」(普段の数十倍もの閲覧数になる)こともあります。そのためにはやはり「心を動かす」文章を書くことが大事だと思いますし、共感されやすい文章を書くためのノウハウ、というのもありますね。

文法は、表現を縛るためのものではありません。分かりやすく読みやすい文章を書くためものもです。配慮されているとすいすい読める。読み手の頭の中にも、自然にリズムが刻まれます。リズムがあると、次に進めます。映像も浮かびやすくなるのです。(84ページ)

リズム、大事です。よくオススメするのは音読。実際に自分で読んでみて「息継ぎしないと一文が読み終われない」ような長文は読んでてもしんどいし、自分が読んでるのに「ん?読んでて意味がわからない」なんてこともたまにあります(集中しすぎると)文法上の難易さとかSNSにはいらないので。言葉の重複を避けたりするような方法は特に大事、すらすら具合がぜんぜん違いますよね。

第4章 ソーシャルメディアで気をつけたい意外な落とし穴

ついついやってしまう愚痴や批判などはSNSでマイナスのイメージを与えることも。それがダメだというわけでなく、書き方の工夫や文章のまとめ方では共感される文章にもなりえます。SNSをつかうにあたって気をつけておきたい部分をまとめてあります。

ソーシャルメディアはとかく拡散性が注目されがちですが、コツコツと継続性のある発信をしながら、自分の軸を確立できる希少なツールでもあります。
日々の発信を続けることで、自分のアンテナが立ち、感度が研ぎ澄まされていきます。書いて共感されることが増えると、励みにもなります。(195ページ)

一気に注目されたくて過激な言葉を書き「炎上」する人もいますが、今ではその人の評価自体を下げることにもなりますしやはりオススメはできません。

「自分のアンテナ」っていうのはすごくわかりやすい表現です。日々SNSを触っていると感受性が高くなるのか「あっこれ!」っていうものが増えてくるし、それを記事にしたり写真に撮ったり。生活の幅が広がっていく感じがします。思いつきで書いてるブログなどもやっていますが、感受性が鈍るとなんにも書けなくなったりします。

第5章 「学び」を進化させるSNS活用法

SNSを利用する目的はひとそれぞれ。人脈をつくるため、目標を達成するための情報交換、アフィリエイトで一儲けしたい、ライティング能力を高めたい、等々。文章をポジティブに書いたりシェアすることで仲間が自然と増えることも。もちろん背景には自分自信の「リアル」がありますからSNSだけで作れるものではないのですけど。

「返報性のルールを利用すれば、小さな貸しで大きなリターンが得られるんですよ」そう語る人がいます。しかしそれは期待しすぎ。「返報性のルール」は「投げたように返される」「返したように投げられる」の等価型です。(中略)素の自分が意外と見え隠れするのが、ソーシャルメディア。作為的なことはあまり好ましく思われません。(239ページ)

私のいるはてなブログでも「返報性」を期待してブックマークをすることが流行りましたが、結局システム自体が改変されたのか、はてなブックマークで「バズ」ることがほぼなくなったような。今でも意図的にブックマークをつけて回ってる方がおられますが運営側からスパム扱いにされてるようです(本人サン気づいてるのかなぁ)。

リアルでもSNSでも結局はその人「そのもの」が試される部分です。書いていて胸が痛い。日々反省とか勉強ですね。

第6章 ファンがつくSNSは、目のつけドコロが違う!

ブログをやっていてわかるのですが、勢いよくブログを始めても数ヶ月もたてば半分の人はやめていきます。1年続けられる人は2割いるかどうかだとか。息切れせずにSNSを続けるためにはアイデアが必要だったりモチベーションを維持するためのコツのようなものが必要になってきます。そうそう、さっきもありましたよね。SNSは長距離走なんです。

どこか気にかかる文章には、発信者なりの視点が含まれています。独自性ゆえ、反感を持たれる場合もあります。しかし、それはその人のものの見方・意見にカドがある、エッジが立っているということです。それが共感につながります。

そう!「桜が咲きました綺麗でした。ピンクでした」ではやっぱり刺さらないんです。気になる文章ってやはり刺さるトゲみたいなのがあって、それにチクチクされたくてまた見に行ってしまうもの。でもあんまり出しすぎると「あいつトゲトゲしくてしんどい」ってなってしまうので注意したいところですね。視点とか文章の書き方のクセとかはやっぱり書いている間に作られていくと思います。

それと!!!!「投稿前の9つのチェックリスト」というのが305ページにあります(って、この本300ページ超えてたのか今気づきました)。これが実に秀逸で、アップする前にこれを確認すれば自分の文章を心配なく世間様に出すことができます。その内容とは・・・・ぜひ買ってみてください(載せませんw)

最後に

この本を読む時に前田さんとLINEでやりとりをしてまして。記事にするときに引用させてもらおうと付箋をペタリペタリ貼っていたんです。

ペタリ。ペタリ。ぺたりぺたりぺたりぺたりえええええ!!!付箋が足りませんでした。自宅の付箋取ってきました。

SNSをすでにやっているひとも、この春からなにか新しいことを始めてみようと思っている方にもこの一冊はオススメ。文庫本サイズですし電車でもベッドの中でも読めます。何度もいいますがテクニックやノウハウだけをつっこんだ本ではありません。SNSを通して自分を変えてみたいとか、人との付き合いを深めていきたいとか考えている方に是非オススメの一冊です。

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