その他アイテム レビュー

塗った体に極寒が訪れるハッカ油「北見」。そしてハッカ油を塗ると寒さを感じる理由を調べてみた

更新日:

あまりの寒さに私は体をこすって暖を取った

7月も残りわずか、梅雨明けで湿気がなんとなく残っていて蒸し暑い。窓が締まってるのかというくらい風がほとんど入らず、モワッとした朝。仕事の日は7時に起きて7時50分に家を出るのでゆっくりしているわけにもいかない。

とりあえず、ハンモック片付けなきゃ(私の朝の最初の作業がこれ)

頭の湯洗い、ひげそり、顔を洗って朝食、歯みがきしたら10分ほどの休憩。その間に昨日のAmazonの収益を見て一喜一憂したらあとは着替えとトイレタイム、そして出発。

しかし今日はその前に。アレ、やってみるか。

ハッカ油+シーブリーズ

夏の肌をスッキリ保ってくれるシーブリーズ(アンティセプティック)を愛用しているんですが、これにハッカ油を加えると清涼感がめちゃくちゃアップするわけです。

去年まで使っていたのは「いかにも薬局に売ってそうなハッカ油」だったのですが、以前から興味を持っていた北見のハッカ油を購入したのでこちらを使おうと。

手に出したシーブリーズの上にハッカ油を1滴ぽとりと落として、それを両手で混ぜませしたのを肌に塗るだけ、簡単。これだけで爽快感がすごく上がるのです。そう、去年までは。

恐るべきキタミの威力

北見のハッカ油は広口ボトルに入っているので、少量を取り出すためにはスポイトが便利。

これで手のひらに1滴落としたらシーブリーズを手にとって混ぜ混ぜ、それを腕や肩、お腹や背中(要するに触れる部分色々)に塗るわけです。やってみればわかります。スースーして気持ちいい。

しかし。

去年と同じような分量のハッカ油を手に取ったはずなのに、シーブリーズは去年の残りを使っているはずなのに、スースー感がすごい。なんだこれは。とりあえず腕やお腹、胸や太ももなどに塗り終わったので仕事のための服に着替えました。

すると・・・寒い。清涼感を通り越して寒さを感じる。それが本当に寒いんですよ。スースーを通り越して寒い。あんまり寒いので腕を手で擦って摩擦熱で温まろうとしたくらい。それでも寒さがなかなか治らず出勤前に大焦り。とりあえず自転車乗ったらましになるかなと思ったので自転車にまたがりました。

すると成分が汗で薄れたのか?だんだん寒さは消えていったのです。

ハッカはなぜ清涼感があるのか

ハッカ油はなぜスースーするか、というのを調べようとすると意外と答えが見つからないんですよね。「ハッカには清涼感をもたらす効果があって」って書いているページはそりゃもうびっくりするほどあるんですが(笑)どんな仕組みで体が清涼感を得るのかは書いていない。

気になる。すごく気になる。

でね、見つけたんですよ。納得できる答え。(でね、ブーム)

 

ハッカ油などに含まれているメントールという成分が清涼感を得る元になっているんですが、その原理は「体に錯覚させる」ことなのだそうです。ええ知らなかった。

ここから幾つかのページを参考に調べてみると、こんなメカニズムになっているようです。

  1. ハッカ油=メントール成分を皮膚に付着させる
  2. メントール成分がタンパク質「TRPM8」(トリップエムエイト)を活性化させる
  3. TRPM8は脳に「皮膚が冷たいよ」と神経を通じて信号を送る
  4. 脳が冷たさを感じる=清涼感を得る

TRPM8というのは「冷感センサー」と呼ばれ、活性化することで寒さを感じる仕組みになっています。メントール成分はそのTRPM8を刺激することで人に「寒さ」を感じさせるんですね。実際は寒くないのに。そう、だから錯覚。

昔は体表温度(約32℃)が5℃下がった時、つまり27℃くらいになったときに寒さを感じると言われていたのですが、1990年代からの研究によって「TRPM8が活性化することで人は外部気温の変化に関係なく清涼感を得られる」ということがわかってきたそうで、その研究結果がデオドラント剤などの開発に使われているのだとか。

面白いですね!錯覚で寒さを感じてたなんて!そういえば温感湿布も「温熱効果」があるんじゃなくて、カプサイシンで暖かく「感じる」ようになってただけでしたね。

その錯覚、危険なのでは?

本当は暑いんですよ。でもこのTRPM8が活性化することで「寒い」と錯覚するのがハッカ油を塗ったときの清涼感の原因という仕組み。でもそれって怖くないですか?体が寒いと錯覚することで汗が出なくなったり、もしかして体温を調整する機能が失われたりすることがあるかもしれない、そんな事も考えました。

でも、それはちゃんとクリアされてるんです。

産業医科大学の研究「寒冷刺激時の皮膚血管収縮反応における皮膚冷受容体機能の解析」にこんな結果が載っています。

  • 被験者の体からメントールを塗ったとこと塗らなかったところをモニターした
  • 35℃から25℃まで少しづつモニター部分の温度を下げた
  • 皮膚は温度が下がるに従って冷感覚は増大した
  • メントールを塗ったところのほうが顕著に冷感覚が増大した
  • しかし寒くなると体温維持のため血流量は抑えられるはずなのに、メントールを塗った部分の血流量は塗っていない部分と同じだった
  • 結論:メントールは冷感覚を体に与えるが、血流量は変化させない

つまり、メントールは体には血流量の変化も与えないし体温を調整しようともせず、汗を止める機能もないということです。つまり、ただ「ひんやり感」だけを感じる仕組み。体に対するリスクなしで冷感を感じるなんてすごいぞ!ハッカ!

錯覚による注意は必要

寒さを感じたからといって、本当は暑いのです。汗はもちろんかいていますし、体温は上昇しています。体温が上昇しすぎると熱中症の原因にもなりますし水分補給が遅れることで脱水症状が起こることも。あくまでも「錯覚」なので体温調整や水分補給は忘れずに!

参考にしたページ 

マンダム、冷たいと感じる温度が変化するメカニズムを解明

資生堂、肌で感じる〝冷感〟を増強・持続させるメカニズムと対応成分「ジアルキル型カチオン」を発見

痛みの受容機構と新規鎮痛薬創製の可能性

 

follow us in feedly

-その他アイテム, レビュー

Copyright© あれこれやそれこれ , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.