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PFUのHHKB Professional JP Type-Sを買うまでに考えたこと

更新日:

キーボードを買っただけの話なんですけど…

僕がブログを書くときの大事な要素である「脳みそ-指-キーボード-文字」という一連の動作はキーボードによって左右されます。

脳は動いてて指も動いてるのにキーボードの反応が悪い。触り心地が良くない、思った時に思ったように動かない、そして文字がうまく浮いてこない。 ストレスが溜まる。

さて、次のキーボードをどうしよう、と悩んでいたわけです。

新しいキーボードの条件

安物買いの銭失い、という言葉があるように「安かろう悪かろう」はやっぱり良くないし、できれば10年くらい使えるようなキーボードを選びたい。また、今のMicrosoft Natural Multimedia Keyboardは音が大きい。

ガチャガチャガチャガチャ、ベコンベコン(スペースキーを叩く音)バーン(エンターキーを叩く音)夜遅くにこれを使うのは結構はばかられる。

ということで新しいキーボードについての条件を決定するべく、1人で考えた結果このような意見がまとまりました。

  • 静音性
  • タッチが軽い事
  • 高寿命
  • 有線、無線はこだわらない
  • 多少クセがあるキーボードでも長期で使うのでOK
  • テンキーはいらない
  • できれば小さいほうがいい
  • 平べったいものよりコリッと立体的なほうがいい
  • 金額には全然こだわらない(いいものは高くて当然)

そして検索する数時間、2つのメーカーに絞られました。それが「東プレ」と「PFU」というメーカー。

ではここで簡単に東プレとPFUの製品について説明・・・簡単にですよ?

東プレ=Realforceシリーズ

東プレという会社の興りはプレスメーカーとして東京の江東区に作られた東京プレス株式会社です。1960年台の行動成長期にプレスから冷凍冷蔵機器、ついで電子機器へと分野を広げていきました。その中で独自の方法「静電容量無接点方式」による入力機器(キーボード)が高い評価を受け、金融機関やデータセンターなどの一流の現場で使われるようになった、という流れ。

キーボード(REALFORCE) | 電子機器関連製品 | 製品情報 | 東プレ株式会社

「静電容量無接点方式」???

実はこの方式、「無接点」という名称からも明らかなように、厳密にはスイッチ機構ではありません。

この方式は各キーに備わった、円錐バネで弾性支持されたシリンダー状の軸部品を押し下げることで、そのシリンダー状部品の底についた誘電体の接近・離脱によって各キーの部分に用意されたコンデンサ回路の電荷容量(静電容量)を変化させ、それを電気回路で検出することでオンオフを判定する仕組みです。

簡単に言うと金属の先端と先端がふれあうことで通電し「オン!」となるような仕組みではなく、キーを指が押し下げたことを電気が検出し「あ、オンしたわ」となる感じ(すいませんあってますよね?)

金属の接点などがあれば摩耗して故障したり、一番下まで押し下げないと「オン・オフ」が判別できなかったものが「ちょっと押し下げただけで入力を判断してくれる」という仕組みなのです。接点がない分部品に優しいことから高寿命で長時間使っても指が疲労しにくい。ただしお値段がちょっと高い。

そしてびっくりするのが種類の多さ。すごく簡単に分けると「テンキー(数字キー)の有無」「タイプするキーの押し下げる重さ」「キーの多さ(英語か日本語か)」です。面白いのがタイプするキーの重さで、軽いのから30g、45g、55g、そして変荷重(へんかじゅう)っていうのもあるんですよ。

変荷重っていうのは、たとえば小指のような力の入れにくいところは軽くタイプできる30g。真ん中の力の入れやすい所はしっかり押せるから55gというようにタイプする重みがわざと変化させてあるということ。確かに人差し指とかは力が入れやすいですけど、小指ってギュッと力入れにくいですからね、軽くタッチして入力を判別してくれると楽かもしれません。

そんな東プレのRealforceでいろいろ見ている中で僕が一番気に入ったのはコレ。

REALFORCE91UBK-S っていうやつです。

メーカーのページに載ってるスペックは以下の通り。

品名 REALFORCE91UBK-S
型式 NG01BS
配列 日本語
キー数 91キー
テンキーレス
カナ刻印無し
I/F USB
荷重 変荷重
キー刻印 レーザーマーキング
寸法 幅
奥行
厚さ
366mm
168.5mm
38mm
重さ 1.2kg
ケーブル長 1.6m
RoHS対応
対応OS Win7/Win8 /Win8.1/Win10
特長 シリーズ初の静音キーボード。人気の高いREALFORCE91UBKのデザインを採用し静音機能を追加。

さて、さっきの僕の要望と見比べてみます。

  • 静音性 ○(静音タイプとうたってますから)
  • タッチが軽い事 △(変荷重タイプなので)
  • 高寿命 ◎(静電容量無接点方式なので)
  • 有線、無線はこだわらない ○(USBで接続)
  • 多少クセがあるキーボードでも長期で使うのでOK ○(Amazonでも高評価)
  • テンキーはいらない ○(テンキーなしが選べるので)
  • できれば小さいほうがいい 366×168.5×38(㎜)
  • 平べったいものよりコリッと立体的なほうがいい ○(コリッとしてる笑)
  • 金額  Amazon、楽天とも2万円ちょうどぐらい

ほぼ期待通り。ただ残念なのが「テンキーなしで変荷重なし、静音」というのが見つからないこと。僕には変荷重って気持ち悪いんです。例えばピアノを弾くときって同じ勢いで叩くじゃないですか。それが小指はやわらかく、人差し指が固い鍵盤とかだったらやっぱり気になるなぁと思いました。

では次はPFU。

PFU=HHKB

次はPFU。PFUは石川県のコンピューター関連メーカー。PFUという社名が「Panasonic、FUJITSU、内田洋行」から来ているというのが英語だと思ったら日本っぽかったです。いろいろな社内の歴史があって今は富士通の完全子会社、古河グループにいるのだそうな(ウィキペディアより)

古河グループ??古河グループと聞くとピンとこなくて「富士通の方が有名じゃないの?」となりかけましたが調べてみると納得。古河電気や富士通、横浜ゴムに日本軽金属、朝日生命保険やみずほ銀行も古河グループの一つだったのですね。おみそれしました。

さて、そのPFUが作っているものといえば、イメージスキャナでは世界トップシェアなのだそうです。不勉強ですみません。あとはなんだか難しい名前の仕事を一杯されておられるようで(笑)詳しくはこちらへ・・・

www.pfu.fujitsu.com

さて、そのPFUの作っているものの1つにHHKBというものがあります。HHKBというのは Happy Hacking Keyboardの略だそうで、HPにはこうあります。

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
【東京大学 名誉教授 和田英一】

このHHKBというのはPFUと和田英一という教授の共同研究で作られたキーボードだそうです。

Happy Hacking Keyboard | 和田先生関連ページ | PFU

先ほどの東プレの静電容量無接点方式を使っていると思ったら、HHKBは東プレからOEM供給されてるんですね。じゃあ東プレでも良いような気が…とも思ったのですが、この和田教授とやらの研究結果をPFUが活かしてキーボードを作るにあたって、最適だったのが東プレの静電容量無接点方式だった、ということのようです。

東京大学の和田英一名誉教授の著した1995年度WIDEプロジェクト研究報告書にある個人用小型キーボードを株式会社PFUが具現化したものである。和田によれば、

  • キーボードは基本的入力デバイスで生涯使えるものなので、猫の目のように配列が変わらないこと。
  • 必要最小限のキーにより、持ち運びの可能な小ささを実現すること。
  • UNIXプログラマ向きのキー配列

を重視して作られたとのことである。
和田名誉教授によると「Happy Hacking Keyboard」の代わりに「キー坊」も名称の候補であったという。

Happy Hacking Keyboard - Wikipedia

よかった、キー坊という名前になっていなくて本当に良かった。そのHHKBの中で一番気に入ったモデルがこれ、Professional JP Type-Sです。タイプSというのは「静音」のSとのこと、確かに静かなのです(すみませんすでに手に入れてこのキーボードで記事を書いています)

項目 Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S
モデル 日本語配列モデル かな無刻印
型名 PD-KB420WS
適用機種 USBポート付PC、USBポート付Mac(注1)
接続ケーブル 着脱式(ケーブル長1.8m)、キーボードに添付
キー仕様 静電容量無接点方式、押下圧45g、3.8mmストローク、
シリンドリカルステップスカルプチャ、キーピッチ19.05mm
キー数 JIS配列69キー
インターフェース USB
機能 カスタマイズ機能
サイズ(mm) 294(幅)×110(奥行)×40(高さ) キートップ上面まで
質量 520g(ケーブル除く)
別売オプション USB接続ケーブル(白)(型名:PD-KB300C) (注2)
HHKB Professional用 キートップセット白 (型名:PD-KB420KTW)(注3)
ハードケースDX (型名:PD-KB01SD)

さっきの要望リストももう一度並べてお気に入り度をチェックしてみます。

  • 静音性 ○(通常品からの静音対策品なので)
  • タッチが軽い事 ○(どのキーも45gなので)
  • 高寿命 ◎(静電容量無接点方式なので)
  • 有線、無線はこだわらない ○(USBで接続)
  • 多少クセがあるキーボードでも長期で使うのでOK ○
  • テンキーはいらない ○(テンキーなし)
  • できれば小さいほうがいい 294×110×40(㎜)※ほぼA4半分のサイズ
  • 平べったいものよりコリッと立体的なほうがいい ○(コリッとしてるらしい)
  • 金額 PFUの各オンラインショップで共通、29700円。

キーボードの配列も日本に対応してるしこれなら違和感なく使えそう。ちょっと欲しかったカーソルキーもあったし。今時のキーボードの流行りは「Bluetooth、ワイヤレス、タブレットにも接続可」とのことですが、あえてそれらに逆行しても良いんじゃないかなと思っています。

ということで

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まあどこで買っても値段が一緒だったので、在庫を持ってるAmazonで。ポイントがちょっと残ってたので若干安く買えました。ちょっと使ってみたらまたレビュー書いてみます!

今回調べた東プレとPFU。レビューなどを書いてるページを結構拝見させていただいたんですが、どちらも愛用者の「キーボードへの思い」がすごいなぁ^^ウチも到着が楽しみです!

到着の儀

帰宅するとすでに到着していました。箱が美しい♡

うん確かに小さい。もっと軽いのかと思ったけど「小さいけどずっしりしてる」そんな感じがする。変に動かないから良いのかもしれない。

ブコメで「Zのズレ」についてコメントを頂いていたんですが、今のところ違和感がありません(というか今つかってます)

さり気なく右上の「type-S」。高速タイピング性(speedy)と静粛(silent)を表わすtype-Sだそうで。なるほど確かに音はめちゃくちゃ静か。

今までのキーボードに比べるとめちゃくちゃコンパクトになったキーボード。ほとんどのものは指をちょいと伸ばすだけで押せてしまう。テンキーは元々使ってなかったので全然なくてもかまわない。

入力してみての感想。

すなば師匠がおっしゃってた「ATM」というのが一番近い。「ポン」とか「タン」というよりも「トン、トトトン」「コン、スココン」という音が一番近い。そして通常のものとtype-Sの違いはこの動画の音を聴き比べてもらうと良いと思う。type-S(右側)はまさにこんな感じ。「スココン」なのわかりますか?

youtu.be

さて、しばらくこれで文章を書いてみよう。キーの配列もディップスイッチで変更できるのでいろいろやってみます。

今のところ「良いもの買った!」という感じですよこれは!!

続編はこちらから

実際に使用してみてのインプレッションなどなどはこちらに。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S 白のレビュー(タイプ音の比較あり)

HHKBの木製パームレストを自作したら210円だった

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