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除夜の鐘は108個の煩悩を消すためだった!

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hideki_sato / Pixabay

大晦日に一つ一つ煩悩を消していくのが除夜の鐘

年末に聞こえてくる除夜の鐘の話をしようかと思います。そもそも除夜の鐘はなぜ108回つくのか。煩悩の数が108個あって、それを一つ一つ鐘の音で消していくなんて話も聞いたりしますけど、本当のところはどうなのか調べてみました。

特定の宗教を押し付けるものでもありません。日本の行事として有名なものの一つとして記事として読んでいただければ幸いです。

そもそも煩悩ってなんだろう

煩悩というのは人間にまとわりつく欲望や怒りや妬みなどのことで、死ぬまで自分にまとわりつくものだとあります。でもそれは自分から発生して自分を苦しめるもの。「ああしたいこうしたい」は自分が思うことだし、「あいつムカつく」「あいつばっかり楽しそうでずるい」というのも自分が思うことですから。結局自分を苦しめているのは自分だ、ということなんですよね。

その煩悩というのは分類すると108個に分かれていて、六根と六塵(ろっこんとろくじん)がそれぞれ3種類に分かれていて、それらがまた3つに別れることで108個になるという・・・

わかりにくいのでもう少し説明します。

さて、108個にわけてみましょう

まず、六根と六塵のうち六根。

六根とは人間の感覚や意識を生み出す6つの部位です。眼・耳・鼻・舌・身・意になります。眼耳鼻舌はそのままですが、身は触覚を、意は意識を現します。般若心経を知ってる人は「ん?聞いたことがあるような」となるかもしれません。無眼鼻舌身意「むーげんにーびーぜっーしんーにー」そのものです。

さて、その感覚や意識を生み出す6つから煩悩が生まれるんですが、その煩悩にはさらに3つ、好、悪、平(よい、わるい、どちらでもない)に別れます。眼から生まれる煩悩は3つ、耳から出る煩悩が3つ、という感じです。なので6×3で18個の煩悩がここから出てきます。

つぎは六塵。これは外からやってきて人間の心を惑わせるもの。色・声・香・味・触・法の6つです。これも般若心経に出てきますね。無色声香味触法「むーしきしょうこうみーそくほうー」ですね。これも漢字そのままで「目に見えるもの、音で聞こえるもの、匂いで嗅ぐもの、舌で味わうもの、触って確かめるもの、頭で考えるもの」の6つ。これは分かる人が多いかも。綺麗なお姉さんを見て、声を聞いて、香水の匂い、そして・・・男性ならわかるかもしれませんね。

この人を惑わせる六塵にもさっきの「好悪平」のようなものが3つあります。「苦、楽、捨」(く、らく、じゃ)の3つです。そう、人を惑わせるものは良いことばかりでもないのです。イヤな声やまずい料理、雑音や雑念なども人を惑わせます。そこで先ほどの六根のように6×3で18個の煩悩が生まれます。

六根と六塵で18+18=36個の煩悩ができました。そしてその36個にはさらに三世(さんぜ)というものが加えられます。なんか仏教用語っぽくて素敵です(笑)

三世とは過去、現在、未来の時間軸です。36個の分けられた煩悩には過去現在未来があるので36×3=108となり「煩悩は108個あるんだ」となるわけです。

除夜の鐘で一つ一つの煩悩が消えていく

一年を通して人間の身についた煩悩のいろいろ。これを大晦日に除夜の鐘を聞くことで一つ一つ消していきます。「ゆく年くる年」で紅白歌合戦で盛り上がった後にいきなり「ごーん」と雰囲気が変わってビクッととするあれです。寺院の宗派などによって年をまたいで鳴らしたり、年内に必ず終わったり、最後の1回だけ0時を過ぎてから打ったりするようです。

こうして年に一度、自分から煩悩が生まれ、除夜の鐘で煩悩が消えていくことを自覚しながら綺麗な心で新年をむかえるというのはいいことなのではないかと思います。

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