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献血に行った体験をまとめました!条件や事前に気をつけたいこと

一昔前の献血とは全然違うのでご注意

 昨日祇園祭の宵山に行って、なんだか導かれるように献血に行った話。

それは本当にたまたま献血をお願いしますと勧誘されているおじさんとたまたま目があったからだったんですが、気持ちとしては本当に軽いものだったんですよ。この前行った献血というのが25年ほど前、大学生の頃だったので。

学生当時の献血というのはすごく簡単で、幾つかの口頭での質問をされたあとに採血され、お礼にヤクルトなどの飲み物をもらっておしまいというもの、所要時間15分とか。今回もそんな軽い気持ちで入ったものの、なんだかんだで1時間ほどかかりました。

昨日のことなので、まだ覚えているうちに献血に行った体験談でも書いておこうかなと思いまして。いつかどこかで誰かのお役に立てれば幸いです。

※順番や詳細につきましては全国の献血ルームや献血車などによって変わる場合があります。また、混み具合などによって所要時間も変わることがありますのでご注意下さい。見出しの後ろの(○○分)は私が受けた時の所要時間をあらわしてみました。

受付(確認事項、同意書、問診票記入)(10分)

受付に行くと係の人が出迎えてくれます。直近で献血を受けたことがある方は献血カードを出すだけで本人確認できるので、そのまま申込みに進むことが出来ます。平成18年以前に献血をした人は献血手帳を持っているはずですが、今は献血カードに変わっています。1995年以降に献血に行ったことがある人ならデータが残っている可能性があるので、昔のデータから献血カードに切り替えることができるかもしれません。

献血カードの表はこちら。献血手帳もこんな感じでしたよね、たしか。

献血カードの裏は書き込みできるようになっています。

成分献血は2ヶ月、血液は約3ヶ月間をあけなくてはいけないそうで、その日を献血可能日として記載してあります。そんなに頻繁には行かないと思うのですが・・・。

追伸:献血後の次回献血可能日は一度目と二度目の献血内容によって異なるようです。

献血基準|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社

詳しくはこちらから。今回私が書いているのは血液(400cc)の後に献血する場合です。

カード作成に関連して本人確認ができるものの提示を求められます。保険証や自動車の免許証など公的機関のものであれば大丈夫のはず。私は保険証を見せたら名前と生年月日などを確認されてすぐ返却してもらいました。

献血の謝礼ということで、血液を検査し成績書として送ってくれるらしいのですが、その郵送先の確認ということで住所と電話番号の記入を求められます。検査内容などについては茨城県の血液センターさんのHPが詳しいので良かったらそちらを。

検査結果サービス|献血を知ろう【茨城県赤十字血液センター】

生化学検査および血球計数検査欄に記した基準値は、献血された方々の検査結果から算定したもので、正常または異常を表すものではありません。また、受付時に、B型・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV-1抗体検査の結果通知を希望された方には、異常を認めた場合献血後1カ月以内に親展(書簡の郵便)にてお知らせします。

ただし、エイズウイルスの感染有無についての検査結果などは教えてもらえないそうです。感染していてもウインドピリオドと呼ばれる感染していると発覚しない空白期間があること、保健所で無料で検査が行えるなどの理由があるそうです。

受付では事前説明と確認、問診票の記入などがあります。

問診票はなかなか質問が細部まで書かれていて、血液の扱いについて十分に気をつけているのだと感じました。受付の方が「献血頂く方と輸血を受ける方にとって少しでも危険を減らすためですので、ここは時間を掛けさせてもらっています」とのことでした。

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この確認事項や問診票などの記入内容などによって献血が出来ない方も出てきます。統計によると献血を希望された方のうち16%の方が血圧や諸条件が合わず献血ができないそうです。決して受付でお断りされてもがっかりされませんように・・・。私の場合は特に渡航歴もなく通院歴なども特に問題がなさそうだったので、無事受付完了となったようです。書類などを揃えてもらい次に進みます。

特に問題がなければ400ccの献血をお願いしたいとのこと、私の血液くらいで良ければいくらでもどうぞ、と冗談を飛ばしたいのを我慢して「ええどうぞ」とお答えしました。

紙製のタグを手首につけてもらい、書類の番号と紐付けられます。以降いろいろと行うことがあるのですが、そのたびに書類の番号と手首のタグの番号を照合されます。同時に何人もの人が献血を行うので、書類のとりまちがいなどを防ぐためのことだと思いますが、逆に献血する側も安心感があります。

 

問診、血圧測定(5分)

私がお邪魔した京都の献血ルームでは受付の横に血圧計が据え付けられていて、ボタンひとつで血圧を測りレシート状の紙で出力してくれるようになっていました。その紙を持って待っていると医師による問診が始まります。もちろん壁で隔てられた個室です。

入室すると白衣の医師がいて、口頭で健康に関する質問が始まります。一部先ほどの問診票の中身と重複する部分もありましたが、念のための確認なのだと思います。血圧は高いほうが128くらい、下が70くらいだったかと、いわゆる健康優良児です。

血圧が低い方はここで献血をお断りされることになるようです。が、ここでも特に私は問題がなかったようです。いよいよ献血に進むのかと思いきや、もう一つだけやることがあります。

事前検査、血液型確認(5分)

献血をする前に血液検査があります。少量の血液をとり、ヘモグロビン濃度などの数値をチェックされます。濃度の低い方や数値が基準を満たしていない方は献血を行えないことになっています。

この事前検査で血液型の確認も行いました。「一応確認なんですが、何型ですか?」「B型です、たぶん」などという会話をしながら、一応採取した血液を試薬で確認してもらいました。「B型ですね」自分の血液型を確認してもらうなんて以前はあったのかどうか。昔はもっと献血って簡単だったような気がします。

少し雑談をする時間があったので検査の女性とお話をしていたんですが、やはり以前に比べると献血の時間というのはすごく伸びているとのこと、昔なら15分もあれば終わったものを、事前確認や本人確認、事前検査などで1時間近くなることで献血から足が遠のいてしまった人も多いのだとか。

正直なところ軽い気持ちですぐ終わるだろうと入った献血にまさか1時間以上もかかるとは僕もちょっと意外だったのはここだけの話です。もしフラリと献血に行こうと思っておられる方は1時間以上の時間の猶予を持って行ってくださいね。

さて、問診も血液自体も問題なし、いよいよ献血です。が!実はもう一つ大事な事があってさらにもう少し時間を取られるんですよ。

水分補給(10分)

京都の献血ルームには2台の自動販売機があって、ジュースやお茶、スポーツドリンクやコーヒーなどが出るようになっていますがすべて無料なんです。献血の前後には十分な水分補給を行ってほしいということで、血液検査から実際の献血までに水分補給をする時間を与えられます。僕の場合は10分程度だったでしょうか。

椅子やテーブルもありますし、献血に関する読み物やお菓子なども(お持ち帰りはご遠慮下さいって書いてありますが当然ですよね)。献血前のリラックスタイムとでもいいましょうか、私は四条通沿いの窓際で通りを歩く人達を眺めてスポーツドリンクを飲んでいました。

飲みおわってスマホを触っていたころに呼ばれます。「水分補給が終わられていたらどうぞ」と声をかけられます。水分補給がまだだったりお手洗いに行きたい方はこの時点で待ってもらうと良いでしょう。それが終わればいよいよ献血です。

献血(15分)

献血を行う部屋は写真撮影や音声の録画などを禁止されているのでご注意下さい。歯医者さんにあるようなリクライニングできる椅子に深く腰掛けると目の前にはテレビなどもありリラックスして献血できるようになっています。

献血の担当の女性の方から幾つかの確認事項を聞かされた後、針を刺す場所を消毒します。アルコールで皮脂などを拭き取り、紫色のヨード系消毒液で消毒します。事前に消毒液でのかぶれなどについて聞かれました。

事前検査のときは左腕、実際の献血は右手でしたがこれも血管の出やすい腕などをそれぞれ担当の方が調べて「一番痛みのすくない方法」を考えてくださるとのこと。献血の針は太いらしいのですが(すみません怖くて見れませんでした)皮膚に刺さるときに少し痛みを感じたものの、スムーズに刺してもらえました。

ここまでで何度か注意事項に出てきますが、献血後のめまいやふらつきがあった場合はまずしゃがむことで頭をぶつけたりするのを防ぐこと、あとは水分や睡眠をしっかりとり十分に休んでほしいとのことです。また、めまいなどを防ぐために献血中にできる運動などもクリアファイルに入れたものを見せてくれて紹介してくれました。

献血で血を抜いてもらってる時間は10分~15分程度だったと思います。献血が終わったあとは頑丈な絆創膏を張り、その上からテーピングで固定してくれました。針が太い分どうしても出血が多めに出る方がおられるためだそうです。

処置も終わったので立ち上がっても私の場合はまったくふらつきなどもなく大丈夫でした。献血の部屋から出ると「一人1本でお願いします」とご褒美のアイスクリームを。スイカが嫌いなくせにスイカバーが好きな私は迷わずこれを頂きました。

献血後の休憩(20分~)

献血後に気分が悪くなったりめまいがする人もいるということで、献血ルームの待合室?はゆっくりくつろげるようになっています。エアコンがよく効いている部屋でアイスクリームを食べた私はすこし寒くなったのでホットコーヒーを頂きのんびり。

受付の方から最初に作った献血カードや記念品などを受け取ります。ノンアルコールのお手拭きなどを頂きました。スタンプラリーのように、回数によって頂ける記念品なども変わったりするそうですね。

  • 献血10回、30回、50回、以降50回ごとにガラスの器
  • 50回以上の方で60歳を迎えられた方はガラスの器と感謝状
  • 50回以上の方で満68歳を迎えられた方に感謝状
  • 70回以上の方は銀のガラス盃
  • 100回以上の方は金色のガラス盃

この他にも献血を推進した団体などに感謝状などが出ることもあるようです。今から100回は年齢的に無理ですが(笑)時間があればまた行ってみようと思います。次の献血までの期間などについては受付の担当の方から十分に説明をしてもらうことができますし、あとはゆっくり過ごしてくださいねとのんびり過ごさせて頂きました。

最初の受付からおよそ1時間、これで献血終了になります。

献血に関する話

これまであまり献血というものに関心を持っていませんでしたが、今回のことで「今の献血のあり方」というものに少し興味を持ちました。私の父親の世代はよく献血をしていたイメージがありますが、私の周りではあまり見かけません。もしかすると献血をする人の数は減っているのでは、と思い調べてみると・・・

2015年にNHKが作った番組があります。箇条書きでまとめてみます。

  • 輸血を受けている患者は日本中で約3000人/日
  • 輸血が必要なのは怪我や事故の輸血ではなく、ガンや白血病、心臓病などによるもの
  • 抗がん剤を使うことで血液が作られにくくなり、それを補うために輸血が必要になる
  • 献血は16歳から69歳までの人ができる立派なボランティア
  • 血液の成分にもよりますが、最短で4日間しか保存できない
  • 若い人の献血にいく割り合いがどんどん減っている
  • 2027年には85万人分の血液が不足するかもしれないというデータがある
  • 献血をしてくれる人を増やすための取り組みを日赤も続けている
  • カフェ風の献血ルームや占いやネイルが無料で受けられるようなサービスも
  • 献血の少なかったイタリアでは「献血有給休暇」を導入、献血を受ける人の数は1.4倍に増えた
  • 献血をしてくれる人が増えるように取り組みをこれからも続けていく

なんだかこんな話を見ると、献血もボランティアなんだなと実感します。被災地に行って手伝うことは時間の制約などでできないこともあるけど、1時間ほどでできるボランティアもあるんですね。たった4日しかない保存期間のために日赤というのは日々献血を呼びかけ続けなくてはならないんですね。

ちなみに、献血は日赤こと日本赤十字社の9つある事業の1つで、災害救助の他にも看護師の育成や社会福祉、ボランティアなど多岐にわたっています。

www.jrc.or.jp

もしちょっと意識が変わったら

まったく興味がなかったのに、実際に献血に行ってみると意識って変わるものですね。日赤の取り組みとか、献血で集められた血液がどうなっていくのかを自分で調べてみるとまだまだ日本では血液が足りない上に、ますます足りなくなっていくのだと。

たとえば血圧が低いことで献血が出来ない人もいますが、食生活を改善することで血液の成分数値が良くなって献血に協力できる人も出てくるといいます。ボランティアとか献血とか協力とか難しいことを考える前に自分の健康を作っていくことで、いつか貢献できることがあるかもしれません。それもまた意識を変えることでできることの1つですよね。

これを読んだ全員に「献血しろ」とは思いません。でもこれを読んで「じゃあ今度の休みに献血でも行ってみようかな」と思ってもらえる方が少しでも増えたら嬉しいです。