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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

文章力に自信がない人に是非勧めたい「文章自己チェック」方法

これをするだけで格段に文章力がアップする

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今日ブログをいろいろ見て思ったこと。

改行のはなし - はてな編集部ブログ「編む庭」

文法的には間違ってないのに違和感がある日本語とは - 脳内会議

はてな編集部さんのブログでビビッと来たのはここ。

つまり、インターネットにおいて人にどう読まれるかを意識するのであれば、形式改行を積極的に利用するにせよ、排除するにせよ、その表示に対してより自覚的にならざるを得ず、レイアウトまでも含めた文章の「空間を編集する」ことが、現代のWeb編集者には求められているのです。

改行のはなし - はてな編集部ブログ「編む庭」

 改行というのは文章を見やすくするための「空間を編集すること」だというんですね。なるほど奥が深い。確かにみっちり埋まっているような文章は言葉を拾いにくいし、適度に隙間のある文章のほうが分かりやすいしなんといっても白い(当然か)。

この記事に僕はこんなブコメを書きました。

改行のはなし - はてな編集部ブログ「編む庭」

改行よりも音読した時の「息継ぎ」を意識しています。息苦しくなるような一文は長すぎると考えると文意もまとまりやすい。慣れれば程よく句読点を入れられるようになるはずです。

2017/01/18 15:13

改行しかり、句読点しかり、文章というのはただ文字が並んでいるだけじゃないんですよね。そこにそれぞれの個性が出てくるから面白い。 

脳内会議さん(id:mstreport)のブログを読んでいて興味深かったのが、彼が引用している文章。こういう気持ちの人も多いんじゃないかと思う。

誤字や変換ミスを除いて自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ
言われて読み返しても、軽く文法とか調べても特別間違った文章には思えない
それでも話し言葉や書き言葉として多くの人が違和感を覚える文章になってて、それを言われてるんだろうと思う
そこで相談なんだが治し方とか、もしこの文章を読んで一目で「ここの文法はおかしい」と指摘できる所があったらして貰いたい、頼む

ネットでよく「日本語が下手」って言われるんだが、どこが変なのか教えてくれ : 凹凸ちゃんねる 発達障害・生きにくい人のまとめ

自分で文章を書いていて自分の文章に気持ち悪さを覚える人って結構いると思うんです。ブログを書いているのに文章力が上がらない、とか結構文章を書いているはずなのになんだか句読点の打ち方がわからない、一文の長さが長すぎるような気がする、短すぎるような気がするという悩み。

そんな人にちょっとヒントになるんじゃないかなという自己チェックの仕方を書いておきつつ、さらに興味が湧いたらぜひ日本語を少し学んでほしいなと思うところです。

自分の文章を音読してみてください

目で文章を追いかけて「読む」のではなく、音読(声を出して読む)してみてください。それだけです。まずここでは先程の例文を使ってみることにしましょう。

誤字や変換ミスを除いて自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ

 これで一文ですね。「誤字や~なんだ」の文字数36。音読してみると抑揚がない「のっぺりとした」文章なのがわかると思います。文章にリズムがありませんよね。

読点を打つのはどこが良いんだろう問題

まず、リズムを作るために音読するとき「ひと呼吸=ワンテンポ置く」場所を探してみましょう。するとこんな感じになると思います。

誤字や変換ミスを除いて( )自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ

この( )の部分に読点「、」を打ってみましょう。

誤字や変換ミスを除いて、自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ

読点は「ワンテンポ」と考えると気軽に読点を打てるようになりますのでぜひ頭の片隅にでも置いておいて下さい。読点を打つのが苦手な人というのは長縄跳びに上手に入れない子のようなもので、タイミングさえつかめればすんなり打てるようになります。もちろんですが、とりあえずどこでも読点を打て、と言ってるわけじゃありません。

そうですね、ここで「日本語の作文技術」の引用を一応入れておきます。

  • 長い修飾語が2つ以上あるとき、その境界にテン(読点)をうつ
  • 語順が逆順の場合にテンをうつ
  • テンというものの基本的な意味は、思想の最小単位を示すもの

さて、このブログのコメント欄でかなりの方から読点を息継ぎのタイミングに入れるのはおかしいとご指摘を頂いています。この記事の場合は「音読」をメインに取り上げているので、音読した時にワンテンポ置く場所=呼吸のタイミングと言ってるわけで。

文章を書きながら、音読しながら呼吸する(ワンテンポ置く)タイミングで読点を打つのは別におかしくないと考えています。

私は自分で書くときも、むろん声には出さないが、頭の中で読みながらテンをうっている。

「新版 日本語の作文技術」本多勝一

本多さんも文法とにらめっこしながら読点を打っていたわけではないみたいですね(にっこり)

文章のおかしさは音読だと探しやすい

日本語の文法をべったり考えると出て来る問題もあると思うんですが、文章を書くたびに「文法文法文法」なんて考えてると文章なんていつまでたっても上達しません。ましてやブログなどの文章というのはオリジナリティが求められるものであって、金太郎飴のように「誰が書いても同じようなもの」になる必要もありません。

逆に「アイツの文章は癖があって面白い、でも読みやすい」こそがブロガーには求められるような気がします。どっちかというとそういう文章の書き方を探している方のほうが多いと思うんですけどね。

先程の文章を音読してみると気持ち悪いところが出てくると思います。もう一度読んでみましょうか。

誤字や変換ミスを除いて、自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ

誤字や変換ミスを除いて、はOKだと思います。読点の後ろ。最初はわかりにくいかもしれませんが、何度か音読していると気持ち悪さの原因が「あー」と気づくことができるようになります。これはちょっとだけ訓練です。でも10回黙読するよりも2回音読するほうが気持ち悪さは絶対にわかりやすいです。

日本語書いてる
日本語(を)書いてる

黙読するとスルーされる「を」の省略も音読だと気づきやすいですよ。相手に伝えたい文章の場合はわかりやすさが第一、助詞などは勝手に省略しないほうがわかりやすくなります。

自覚「が」無い事「が」殆どなんだ

が、が2つ並ぶと音読すると気持ち悪いので、どっちかを何か他の言葉に変えよう、という気になります。この「ああ、気持ち悪い」は「音読しにくい」とも言い表せるかも。自覚がー無い事がー ほら、気持ち悪いのわかるかなぁ。

今回の場合は「自覚が無いことが殆ど」というよりも「自覚が殆ど無い」のほうが音読もしやすいし意味も通りやすい。

音読してみて「気持ち悪さ」を少しづつ直していく

さっきの一文を僕が音読しながら「ここが気持ち悪い、これはこうした方が」というのをいじったあとの一文がこちらになります。

誤字や変換ミスを除いて、自分では変な日本語を書いてる自覚が殆どないんだ

結局言いたいのは「自覚がないこと」ですからね。これは最後に持っていきたい。

この文章を削りに削ると「自分では自覚がない」になりますよね。何の?それは「変な日本語を書いていること」。なので順番的にはこのほうが心地よい(かと思います)

最後に

並べてみましょう。

誤字や変換ミスを除いて自分では変な日本語書いてる自覚が無い事が殆どなんだ

誤字や変換ミスを除いて、自分では変な日本語を書いてる自覚が殆どないんだ

自分がこれまでに書いてみたブログを音読してみましょう。さらっと読める人、なんだか気持ち悪い人、全然読めない人。気持ち悪いのはどのあたりでしょう。

そんなことを繰り返しているとめちゃくちゃ文章力って上がると思います。ぜひお試しを。なんたって1円もかかりませんし、必要なのは自分と自分が書いた文章だけですから。

でもこれをこれ以上文法でいじくり倒したり「自分」と「自覚」が2つ並んでいるのが、とやりだすと個性を殺してしまうので僕は関心しません。文法学者ですら同じ文章を書くわけではありませんし、読点のつけ方も定義があるわけではありません。

一番問題なのは「文法にしばられて文章を書けなくなること」です。書いてみて音読してみる、音読してみて滑らかに読めるような文章を整えていくのが近道なんじゃないか、僕はそう思います。

オススメ本

そもそも日本語や文法などの本を読むのが嫌だから文章力に自信がない、というのだろうと本などの紹介をせず、自力でのチェック法を勧めたのですが…そうですね、一冊手元に置いておくといつでも読めて良いかもしれません。金田一春彦さんの「日本語」とまではもちろんいいませんし、あれは僕はちょっとアレだったなー。

コメントで本多勝一さんの「日本語の作文技術」を推す方がおられましたが、その中からさらに厳選した内容でまとめた「中学生からの作文技術」でも良いかと思います。

と思ったらKindle版など電子書籍はないのですね。600円ほどで買えるのでこちらを買っておいても良いと思うやつです。修飾、非修飾で文章を組み立てるのを理解するとやっぱり日本語がキレイですね。

もう一冊は野口悠紀雄さんの「超」文章法かな。