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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

石田章洋さん「インクルージョン思考」は問題を一気に解決するアイデア

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「インクルージョン思考」は問題をスッキリ解決したい人に勧めたい一冊

レビュープラスさんから献本頂きました。ありがとうございます!

この本を読みたいなと思った理由は「難問に突き当たった時、早く判断、切り換えを出来る発想方法を得たい」と思ったから。

いまやっている仕事はオペレーション通りやっていれば一日が終わるものではなく、これまでの経験+人間、時間、カネなど様々な要素を組み合わせないと片付かないものが増えてきています。

Aという要求を対応しているときに突発事項Bが発生し、Bを優先させないと損害がどの程度発生する、だから優先をBに切り替えてその間にAは現場スタッフでここまで進めておいてもらおう、報告させるのはCさんに任せて…あ、この時間だからあの業務をそろそろ始めないと16時に終わらないからDさんにここから始めてもらおう

というようなことをクルクル頭のなかでやっているんですが、同じ社内の問題なので実は裏で問題がつながっていたりとかとある1点を改善するだけで複数の部署の流れがよくなったりするようなことが年に数回奇跡のように起きたりします。

もしかしてそういうことがこの本を読んだら日常的に起こせたりして?というアマすぎる望みに応えてくれるかどうか…

ということで、本のレビュー開始です。

 概要

Amazonから拝借しました。

あらゆる難問を0.1秒で片づける。たった1つの閃きで複数の問題を解消でき、最小の労力で一気に視界を開く。どんなトラブルも一気に解消するインクルーシブ(包括的)なアイデアを生む4つのステップ。

もくじ

まえがき
Chapter1 アイデアとは、複数の問題を解決するもの
Chapter2 インクルージョン思考への障害
Chapter3 ひらめきを生み出す準備と4つの段階
Chapter4 第1段階 高次の目的を決めて旅立つ
Chapter5 第2段階 目的に従って材料を集める
Chapter6 第3段階 異なる分野の材料をつなげる
Chapter7 第4段階 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
Chapter8 インクルージョン思考を磨く7つの習慣
あとがき、参考文献

あとがき含む205ページ。文章が平易なのでサクッと読める文章です。

レビュー

まずはインクルージョン思考というものの定義を紹介しておきます。

「インクルージョン」思考とは「複数の問題を一気に解決する」アイデア、つまり「インクルーシブなアイデア」を作るための思考法のことです。 まえがき4ページより

インクルーシブとは日本語でいえば「包んでいる、包含している、包括している」という感じ。解決法一つで包含している複数の問題を解決する思考法」ということです。

わかりやすい例えとして「ルービックキューブ」の話が載っています。たとえば赤色の面をすべてそろえたあとに青色を揃えようとすると、気づいたら赤色がすべてぐちゃぐちゃになっていた、というのがこれまでの思考法。これをインクルージョン思考で解くと赤色を揃えたら青色も黄色も緑も揃っていくという感じ。一つのことを解決することで他の事も予期せず解決できるような思考法の生み出し方、というのがこの本です。

「田んぼの害虫問題」という例があります。

  • 農薬は人体への影響があるので使いたくない
  • でも農薬を使わないと害虫の被害が出る
  • この二つの問題は一見両方を解決できそうにない
  • 「水田に合鴨のひなを離す」というアイデアがでる
  • 合鴨のひなは害虫を食べて駆除してくれる
  • 合鴨のひなの糞は栄養として稲の肥料になる
  • 合鴨が泳ぐことで水田に酸素がゆきわたり、根に刺激
  • 肥料の吸収もよくなり収穫量がアップした
  • 合鴨のひなは大人になれば食用として売ることも出来る

こういうのがまさにインクルージョン思考というわけです。

そしてその思考の方法が書かれていくんですが、実にシンプルです。「ぶっ飛んだ」「論理的な」「100%新しい」アイデア、思考法はいらないっていうんです。ただ先人の知恵などを借りつつ、新しい組み合わせを考えることが基本、と。さらに「普通の感覚を持ち続けること」がインクルーシブなアイデアを生み出すための鍵だともいいます。

そしてその思考法の実践のための順番というのがさっきの目次にも紹介した

第1段階 高次の目的を決めて旅立つ
第2段階 目的に従って材料を集める
第3段階 異なる分野の材料をつなげる
第4段階 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる

ここにまとまっていますが、これを解説するとこの本の中身がバレバレになってしまうので紹介しません(笑)

ただ簡単に言うと「シンプルに、こだわらず、自分の発想を大事にしてリラックスしてひらめきを導く」という感じでしょうか。詳しくは是非この本を読んでみて下さい!

最後に

あとがきにこんな1文があります。

アイデアとは「世の中を変えられる、世界で最も平和な武器」である

他人や社会を傷つけたり、蹴落としたり、人から奪ったりするのではなく、他人を笑顔にすることで問題を解決し、世の中を変えることができる。そんな「武器」こそがいま求められているのではないでしょうか。

 203ページ

この部分を読んで「ああ、作者はたんなる思考技術ではなく、世の中のこういう部分にも気づいてほしかったんだな」と思いました。凝り固まった、排他的な考え方ではなく、柔軟で楽しくワクワクするような解決が世の中も楽しくワクワクしたものにさせるのかな、そんな感想を持ちました。

是非手にとって見てほしい一冊です。最後になりましたが今回もレビュープラスさん、献本ありがとうございました。ブロガーなら誰でも登録できるシステムです。興味がある方は是非登録してみて下さい。

レビュープラス