読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

古本屋さんの匂いはいったい何の匂いなのか

☆雑感☆ ☆雑感☆-お役立ち? ☆雑感☆-思うがまま
このブログについて・管理人サキの自己紹介
・プライバシーポリシー、免責事項、著作権について
・問い合わせフォーム
・カテゴリ別の一覧はここから

あのにおい、覚えていますか?

f:id:masaki709:20160703160501j:plain

京都に父方のお墓があるので、毎年お盆には京都に墓参りに出かけます。と書くとものすごく遠い京都に出かけるイメージですが(笑)車で1時間ほどです。

午前中に実家に寄って父と母を車に載せて京都へ。お昼ごはんを市内で食べるとだいたいこの会話が繰り広げられます。

「なぁ、下鴨神社でアレやってるんじゃない?」
「そやな、寄ってみようか」
「車停められたらええなぁ」

 

ちょうどこのお盆の時期、下鴨神社で古本市をやっているんです。今年のポスターを見つけました。こんな感じです。

f:id:masaki709:20160703161401j:plain

画像はこちらのページからお借りしました。

koshoken.seesaa.net

去年までは下鴨神社の南側、敷地内に大きな駐車場があったのですが、そこにマンションが建てられてしまったんです。

kenplatz.nikkeibp.co.jp

でもね。これ、下鴨神社が悪いんじゃないんです。

下鴨神社-式年遷宮

式年遷宮とよばれる21年に一度の社殿の建て直しにおよそ30億円が必要だったのですが、国からの補助金が8億円ほどしか出ず、あとは企業や個人からの支援で集めようとしたものの、集まる見通しが立たなかったためやむなく土地を貸し出したという事なんです。

でもこういうお祭りとかがあったときに駐車場がないとやっぱり困ります。古本まつりの会場内にはクロネコヤマトさんが臨時出店もされるはずなので、重い本は自宅に送ってもらう事もできるんですけどね。

とある年の風景

f:id:masaki709:20160703163920j:plain

こんな風に古本屋さんが各自テントを使ってお店を開くんですよ。古い本から新しい本までいろいろ。ジャンルも色々。小説から学術本、漫画(は・・あったっけ)古本の販売以外にも紙芝居をやっていたりなんともノスタルジック。

f:id:masaki709:20160703164428j:plain

そして下鴨神社の中には河合神社という美人祈願で有名な神社が。まぁうちのブログを見てくださってる方はみなさん美人だとは思うのですが、あと一歩、あと一歩美しくなりたい方は是非足をお運び下さい!(なんか選挙カーの演説のようで笑)

kyoto-design.jp

ゆったりとテントを回りつつ古本をめくりのんびりした時間を過ごす。なかなか良いものです。当然真夏なのでセミがすごいし虫除けスプレーがあったほうがいいかも(横を川が流れているので蚊がなかなか頑張ってます)

そう、そして古本をめくるたびに薫る古本の匂い。このにおい、いったい何なんだろう。ああ、やっとタイトルの「古本屋さんのにおい」にたどり着きました。

古本屋さんのにおい、それは古本のにおい

昔ながらの古本屋さんってお店によってなんだか匂いが違うんですよね。お店の空調の具合なのかもしれないし、虫干しなどの頻度やオーナーさんの管理の仕方などによるのかもしれない。湿ったホコリのような匂いのお店もあればツンとしたカビのような匂いのお店、そう今時のブックオフのような空調バリバリのお店にはない匂いなんです。

そうそう、古本屋さんは北に入り口があるお店がいいそうです。南側に入り口があると日焼けもするし本の保存状態が悪くなるのだとか。そう言われると北向きに展示してある古本屋さんが多い気がしますよね。

中学生の頃たまに行ってた古本屋さんはなぜか「栗の花の匂い」がして(まぁその手の本も売ってたような気がしますが…いやまさかね)不思議な空間でした。漫画を立ち読みしても全然怒らないオーナーさんで居心地良かったんですよね。今ではとっくに潰れてマンションが建ってます。

あの匂いの元はいったいなんだったんだろう。

irorio.jp

この記事によると、

製本に使われた接着剤、紙、インクなどによって決められるのだという。時間が経つにつれ、本に使用された化学合成物が分解されていき、何百という揮発性有機化合物が空気中に発散される。その一つであるリグニンは、木材を由来とした化学化合物で、紙や接着剤に含まれており、バニリンとも密接に関連している。それが分解されると、リグニンは古い本に微かなバニラの芳香を与えるそう。

 製紙するときに含まれる化学物質やインクの成分が経時劣化で分解されるときに空気中に出る匂いが元だと言うんですね。Gigazineも同じような記事を載せています。

gigazine.net

それらの放出された匂いとお店独自の湿気やカビなどが混ざってそれぞれのお店独自の匂いが醸成されるんでしょうね。なんだか嗅ぎに行きたくなってきました。

脱線 洋紙と和紙の話

ついでに洋紙と和紙の話でも。

紙というのは大きく分けて「和紙」と「洋紙」に分けることができます。洋紙は木の幹を細かく砕いた木材パルプを主原料にするため紙の繊維が短く、大量に作りやすいし品質も安定、価格も安いんです。でもそのかわり漂白剤をはじめとする薬品を多く入れる事もあってボロボロになりやすい、という欠点があります。

それに比べると和紙は楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)といった植物の繊維部分を使って作られるため、紙の繊維が長く薄いのに強い。風合いも真っ白にせずに生成り(きなり)というやや黄ばんでたりするのも味があっていいんですよね。繊維同士の結合も劣化しにくい天然の成分の糊を使うため品質を保つことができます。

寿命を例えて「洋紙は100年、和紙は1000年」ということもあります。

実際、ヨーロッパの絵画の修復のために日本から和紙を輸出しているところも。

www.awagami.jp

こういう風に日本の文化が世界に出て行くのは嬉しいなぁ。

持ち帰った古本の匂いを消したい

古本屋さんで匂いを楽しむのはいいのですが、持ち帰って匂いをかぐのはどうも…という方も多いようで。

たくさんの古本マニア(失礼)の方々が試した中で良さそうなものをチョイスしてみました。

  • 真夏の車の中に放置
    本に付くダニというのは熱に弱く、50度以上の高温では死ぬらしいです。電子レンジに入れていた強者やビニールに入れて熱湯消毒をする豪の者もおられましたがさすがにちょっと怖い。50度以上の温度にできそうな場所が・・・真夏の車の中!たとえば車の中に古本を詰めて炎天下に1時間も止めておくと本ダニは一網打尽ですね。本自体は太陽光に当てるとあんまりよくないので紙袋等で覆ってやったほうが良さそうです。
  • 重曹とビニール
    重曹を入れたビニールに本を入れておくと重曹が匂いを吸い取るのだとか。重曹自体は安価ですし気になる本があればチャレンジする価値はありそう。
  • 新聞紙
    新聞紙も匂いや湿気を吸収するので数ページに1枚のペースで新聞紙を挟んで数日置いておくと匂いが取れるのだとか。
  • アルコール
    表面がコート系(光っている)表紙の本などにヤニ汚れなどがある場合はアルコールでサッと拭くことで取れるかも。コート系以外の本でやるとインクがはげてしまったりするので要注意。

  • 炭が匂いや湿気を吸収してくれるのでビニールに本と炭を入れておくのも効果的。ただし炭が本について真っ黒にならないように。

最後に

僕もKindleを使ったりペーパーレスの時代の人ではありますが、休日にフラリと古本屋さん巡りをしたりするのもいいものです。特に京都は学生の街、市内にはびっくりするほど古本屋さんがあったりもします。

寺社巡りももちろん楽しいですが、そんな京都の楽しみ方もありですよ、ということで。