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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

方言は京都からスタートしたという説。

☆雑感☆ ☆雑感☆-雑学ネタ

柳田國男という民俗学者が昔「蝸牛考」という本を出したんですが、そこには「日本の言葉は京都を中心に同心円上に広がっていき、方言やイントネーションは京都から離れるほど変化していく(方言周圏論)というのが書いてあるんです。

こんな感じです。

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白地図は日本地図からお借りしました。

そもそもの「蝸牛考」という名前の通り、柳田國男が「かたつむり」を各地でなんと呼ぶかを調べるうちに中心が京都なのかと気づいたところから始まります。

 

  • 近畿では「デデムシ」と呼ぶ
  • 中部、中国地方では「マイマイ」と呼ぶ
  • 関東、四国地方では「カタツムリ」と呼ぶ
  • 東北、九州では「ツブリ」と呼ぶ

単なる「似たニュアンスがあるな」ではなく単語の類似性を指摘することで方言周圏論は出来上がったんですね。

でも、関東の言葉と広島あたりの言葉って結構似てるし(語尾はちょっと違うけど)、東北と九州あたりの方言の雰囲気は似ていると感じる。べつに京都が良くて地方が悪い、という話ではなく、言葉というものが人から人へ、地方から地方へ広がっていったんだということを考えると方言の発生というのは面白いものだと思うんです。

都が京都から東京へうつり、標準語がラジオやテレビに乗って地方に行くに従って方言というものは薄くなっていきました。イマドキの若い子は綺麗な京ことばはつかわなくなりましたしね(おうちの事情で使ってる子とかはいますけど)

それがネット社会になると東京から発信しなくても「ネットさえあれば発信できる」ようになったこともあり「がっつり」とか「じぇじぇじぇ」など発音して響きのいい?方言が受け入れられるようになったのかなと思います。

ところが・・・

「朝が来た」なるNHKドラマでは「びっくりぽん」なる言葉が出てくるとのこと。ドラマの設定が京都や大阪のようなのでこの地域での方言かと思いきやぜんぜん違いますよ(笑)びっくりぽんというよりはむしろ「びっくらぽん」です。名古屋の人がエビフライを「えびふりゃー」というのではないか、大阪人はなんでも「でんがな、まんがな」と言うのではないかというのと一緒かな。いまだにでんがなを使うのは明石家さんまくらいのものかと思います。

標準語だからエライとか方言はダサいとかいうのじゃなく、言葉は人から人へ伝わっていくもの。言葉の乱れではなく、言葉の変化というものもありますよね。もちろん、柳田國男の方言周圏論に対する異論というのもありますので興味がある方はぜひ。

 そうそう、鬼龍院花子の生涯で夏目雅子演じる松恵が「なめたらイカンぜよ」って言うセリフがありますが、本当の土佐弁で言うと「ナメたらイクぜよ」になるらしく、それはそれでナンなので変えたらしいです。それはそれで聞きたかった(笑)

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