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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

「袖振り合うも多生の縁」のお話

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このことわざ。

子供の頃は「袖がぶつかっちゃうことも多少の縁なの」という意味だと思ってました。まぁ近くを歩いたらそんな縁もあるのかなと。でもホントは全然違いますよね。違う上に奥が深いことわざです。雑感系ブログですがたまにはお勉強になることも書くのが私のポリシー。今書かないとそれを書くチャンスはもうこないかもしれない。チャンスの神様は前髪しかないんです。

 チャンスの神様は前髪しかない、もご存知ですか?

 こんな話です。

honeysuckle.hatenablog.jp

 まぁこういうこと(笑)

さて、袖振り合うも多生の縁の語源をさがす旅

このことわざ、正しくは

「袖振り合うも多生の縁」です。

 

袖振り合う、は言葉のまま、歩いてて相手とすれ違うときサラッと袖が触れ合うような些細な事。今で言うなら「満員電車で肩が触れた」とか「反対側のホームの女性と目が合った」くらい些細なこと(些細じゃないか笑)です。

このことわざの理解が難しいところは「多生の縁」。 この言葉、実は言葉の語源は仏教の思想から来ています。多生というのは仏教の六道という考え方から来ています。天道、人道、修羅、餓鬼、地獄、畜生。この6つの中で生まれ変わることを繰り返す(転生)のが多生の意味。

六道というのは大きく二つに分けられます。三善道(三善趣)と三悪道(三悪趣)です。

まず、三善道。

  • 天道 苦が少なくて楽が多い、喜びを感じる世界
  • 人道 人の生きる世界、ただ人間特有の迷いや苦しみは存在する
  • 修羅 苦しみから戦いが生まれてしまい永遠に繰り返される世界

そして三悪道。

  • 畜生 動物のように欲望の通り生きること、家畜のように仏の道では救うことができない世界。
  • 餓鬼 目の前の欲望をひたすら飲み込もうとする。欲望は飲み込む時に火と変わり永遠に喉の渇きとしてその世界の者を責め続ける
  • 地獄 苦しみばかりの世界。焦熱地獄や極寒地獄、賽の河原や阿鼻地獄、叫喚地獄などがあるという。

この中を生まれ変わりながら、たまたま人道で生まれたのが人なのですね。そしてこの生まれ変わりの時に「どうやって生まれてきたか」が4つあるんですが(四生・ししょう)、六道+四生のことを「輪廻転生」というんです(えっへん)

四生とは

  • 胎生 母親の胎内から生まれる
  • 卵生 卵が孵化することで生まれる
  • 湿生 虫などは湿気から生まれるとされていました
  • 化生 胎生や卵生ではなく、突如生まれること

ああ、人道で母から生まれてよかった(笑)こういう様々な世界、様々な生まれ方の中で今こうして生きているということ、ちょっとした縁で関わるということは、現世でたまたま袖が触れ合うような些細なことでも、その繰り返す転生の中できっと深い縁があったということ。だからどんな些細な縁でも大事にしましょう、ということなんですね。

でもね、インターネットビジネスをやってる人がやたらめったら「絆」「ご縁」「つながり」「感謝」とかを多用するのは正直気持ち悪い。程々がいいね!(笑)

勉強になったかなぁ?くれぐれも「多少の縁」って書かないようにね!

地獄のお話についてはこの漫画がオススメ。鬼灯の冷徹。

 いつの間に21巻も出てたのよ(笑)ここ最近のまったく読んでなかったわ。