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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

育児書は松田道雄さん「育児の百科」をオススメ、妊娠から中学生まで使えます!

☆お気に入り☆-本、漫画
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山ほどある育児書の中で僕が唯一手に取った本

 最近はすっかりさぼってますが読書好きだったりします私。

ハリーポッターは全部持ってるし、指輪物語も大好き。そりゃ確かに吉川英治の三国志みたいに肌に合わない本もあるけど、山岡荘八とか司馬遼太郎みたいなドラマチックな展開の作風が好きなのかもしれない。

今日はそれらの話ではなく、育児書の話です。 育児書?んなもんたま○クラブひよ○クラブで十分じゃないか、という人もいるかもしれません。写真たっぷり図解つきであれやこれや載せてる育児書もあると思います。

そんな本がたくさんあると逆に「どれがいいんだろう」と悩むこともあると思います。これからパパ、ママになる方に僕が「これは究極の育児書」と何のためらいもなく言える本はこれ。故松田道雄先生の「育児の百科」です。

漫画図解たっぷりで可愛い本を想像している方には申し訳ないのですが、この本は活字ばかりです。本当にみっちり活字で埋められてます。全部読もうとすると恐ろしいほどのページ数です。それでもこの本を勧める理由はなにか。

それは・・・僕がこの本で育てられたから。

ウチの実家にはこの初版本がありました。姉と僕を育てるにあたって父と母はこの本を参考にしながら子育てをしたんだと思います。この本の中に出てくる理想の父親、母親の姿がウチの父親、母親に重なるから(褒めすぎた笑)そして自分は…親としての力量の無さに恥ずかしくなります(笑)

育児の百科の中身とは

故松田先生はこうやって書いてくれているんです。

自分は人間ができていないから、赤ちゃんをそだてる資格がないと思うのにも賛成できない。人間は完成するものでないし、完成に近づいたにしても、そのころには子どもをそだてられない。だが親になることは、人間を完成に近づける機会であることにまちがいない。子どもの側からすれば、あまり自信のある親は、よい親ではない。子どもといっしょに人生を探求し、いっしょにそだってくれる親がいい。

ああ、じゃあ僕でいいんだ。そんな感じでこの本は進んでいきます。

この著者の松田道雄さんは小児科医。残念なことに1998年に亡くなられましたが1967年の初版以来ずっと書き加えられてきました。

今売ってるのは3冊の文庫本。5ヶ月まで、1歳半まで、1歳半以上と赤ちゃんの年齢で分けられています。その月齢の時にそのページだけを読んだらいいだけなんです。それも困ったときにその項目を探せるようになっています。時間があるときにぱーっと流し読みしておくと、実際に何かあったときにそのページがあったことだけを思い出せたらバッチリです。

本来「~なときは~したらいい」的なものが育児書ですが、この本は違うんです。

おちつきのない子、という文章があります。

集団行動のできることを、子どもの発達の指標のように思って、教室で集団の統一行動ばかりやらせる先生にあたると、元気のいい子は異常児にされる。ことに子どもがぶきっちょで、服をうまくぬげなかったり、はさみが使えなかったりすると、いっそうにらまれることになる。

設備と人手がないから一斉保育をしてるだけだろと怒ってるわけです。まさにそういう子どもを育ててる親にはこの文章はまさに光が宿る一文になるわけです。

その後にもう少し続きます。

学者をあつめた集会で聴衆の席におかれると、多才有能の人ほど、貧乏ゆすりをしたり、パイプをいじりまわしたりしている。それはエネルギーのある人の宿命みたいなものだ。

おちつきのない子に、おちつかそうと思って静座をさせたりするのはかわいそうだ。まして精神安定剤をのませたりするのは、天分を殺すようなものだ。

 親というのは「自分の子供が平均レベルに足りてるのか、足りていないのか」がすごく気になります。身長体重から知恵の発育、歯の生え始め、ハイハイができる月齢から話し始めるまで、話し始めたら始めたで次はあいうえお・・・きりがありません。

でも松田先生はそれらひとつひとつに「子供はそれぞれ違う」とやさしく、時に厳しく言い聞かせるように文章を連ねていきます。月齢がどのくらいで、どんな症状が出たのか、その時はどんなものが考えられて、どんな行動が望ましいのか。父親と母親の横に寄り添って一緒に育児をしてくれる感覚です。

それを妊娠してから出産、心配なこと、育児、病気、いろんなことをコラムのように数ページにまとめながら「大丈夫、大丈夫」と書き連ねてくれているのが「育児の百科」です。記憶する必要もありません、気になった時に気になった事を索引できるように巻末には「年齢、気になること」で引ける索引などもあったりします(定本版)

うちにあるのはこれです。1冊にまとまっていますがめちゃくちゃ重いです(笑)

うちには今高校生と中学生の息子がいますが、今までに僕にはこの一冊しか本当に要りませんでした。そして息子二人が結婚し父になる時には松田先生の本を贈ろうと思っています。