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あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

集印帳ブームで喜ぶ人たち、困る人達。

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御朱印ガールはどこまでも

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集印帳、または朱印帳ってご存じですか?神社やお寺でもらう御朱印を集めるためのものです。世の中、ブームってマスコミやインターネットの力であっというまに起こるもの。山ガール、釣りガール、宇宙ガールに狩りガールなるものまであるそうな。まあブームを作って一儲け企む人達が勝手に盛り上げてるんですけどね。そんななかにこの「御朱印ガール」も大ブーム。

そもそも御朱印をもらう事自体は遠い昔、寺社に写経したものを納める(納経)時に寺社から発行されたものを残しておくための「納経帳」がルーツだと言われています。それが寺社に広まり「参拝記念として」書いてもらうことになったようです。

「記念スタンプ」とは違い、寺社の職員や僧侶、神職、氏子などが押印する。単に印を押すだけでなく、その下に墨書で寺社名や参拝日などが書かれ、その墨書も含めて「朱印」と呼ばれる。近年では寺社名や本尊を墨書せずに、寺社名や本尊の入った印章(スタンプ)を押す、あらかじめ書き置きした別紙、墨書を複写した別紙を、渡されるもしくは貼り付けられる寺社もある。

朱印 (神社仏閣) - Wikipedia

今は鳩居堂さんや伊東屋さんなどのバリバリの和文具のお店にはもちろん、東急ハンズや一般文具屋さんでもいろんな種類の集印帳を扱っています。色も花柄からストライプ、無地のものまで本当に種類が増えました。昔は紺色か茶色の布が表紙に使われていて、どちらかというと「ダサい」類のものだったのですが。

そんな集印帳のお話です。

寺社に押し寄せる「御朱印ガール」たち

ほんの3年ほど前。集印帳というのはお年寄りや信心深い方がお寺や寺院にお参りするときに御朱印を頂くためのものとして細々と作られていました。お経の本のように蛇腹折りしてあって、ちょっと変わったノートを持ちたい女子がたまに買っていたかもしれません。

最近ではそんな「さっと広げられる面白さ」からマインドマップを書いてみたり、寄せ書きをしてプレゼントしたり、旅日記をしたためる、という使い方をされる方もおられるようです。使い方は自由、本人が楽しく使えるのが一番いいと思うんです。

そんな朱印帳がブームになったのがここ2年ほど。山ガール、釣りガールのようにアウトドアに出かけていく女性が増えました。パワースポットだとかいうことで神社やお寺にお参りに行く人も増えました。せっかく参拝したんだ、なにか記念になるものをということで御朱印に目がついたのでしょう。

 それが御朱印ガールの誕生です。

「~神社の御朱印がかわいい」など拡散が始まるとあっという間に参拝者が集まります。もちろんお参りしてもらえる神社なども収入が増え喜びます。参拝記念グッズが神社やお寺の収入になるので、オリジナルの集印帳を作る神社なども増えだしました。

集印帳を作る会社は困っているでしょう

集印帳を作ってた会社は大パニックだそうです。品質の良い和紙(奉書)は越前和紙などが有名ですが、全国的に品薄になります。○○神社専用の集印帳、○○寺のサイズは特別サイズ、などと寺社ごとの対応が増えているのだとか。どうやら製造工程のほぼすべてが手作業で、一枚一枚の紙を手で折るところから。機械で折るとしっかり折れず、蛇腹が膨れた雑な仕上がりになってしまうそうです。

 最近は色々なメーカーが新規参入して「流行商品」だということで商品を作っていますが・・・中には「えっ」というものもあります。とりあえず、安いものは絶対に買ってはいけません。集印帳の大事な部分は「中身の紙」であり「表紙」ではないので。

神社やお寺で書いてもらう御朱印だからこそ、しっかりした集印帳に頂きたいものです。逆に、お寺や神社にペラペラのノートのようなものを渡して「御朱印下さい」などというと断られることもあるのでお気をつけ下さい。スタンプのように押印するタイプの御朱印なら頂けるかもしれませんが、筆でしっかりと書かれる場合は紙が墨を吸わず、ベタベタになってしまいますので寺社も断ったりするのです。

神社やお寺は喜んでいるはず、なんですけど・・・実は困ってる?

御朱印を頂くためにお渡しする初穂料(御布施)はだいたい300円くらいが相場のようです。これはお寺や寺院の収入になりますし、ブームに乗って依頼されることも増えているはずなので、神社やお寺は儲かって喜ばしい限りなのだろうなと思ってました。

しかし今や有名寺社なら御朱印をもらうのに数時間待ち等が当たり前になりつつあります。もともとは参拝する前に集印帳を預けておき、参拝を終えて帰る時に御朱印をもらって帰るというものが多かったのですが、本来の目的を忘れてスタンプラリーのように少ない時間でちょっとでも沢山御朱印を貰おうと走り回る御朱印ガールもいるといいます。人を押しのけてでも御朱印を求める人がいます。

バス旅行などで時間を区切られていると起きるトラブルも多いようです。A寺さんは1時間しかいられない、でも混んでいるので2時間待たないと御朱印をもらえない。そこでお寺の方に「1時間しかいられないんだから今すぐ書いてよ!!」などと詰め寄る人までいるのだとか。まさにスタンプラリー、記念品の感覚です。こんなところに「旅の恥はかきすて」を持ってこられると寺社も困ってしまいますね。

もちろん、これまで閑散としていた寺社に参拝客が増え、お参りしていただくことは寺社にとっては嬉しいことです。参拝する人も寺社の歴史にふれたり近所の観光地にまで足を向けたりすることで、疲れた心が休まる効果もあると思います。

しかし、本来の目的を忘れたブームというのは必ず去るもの。ブームが去った時にゴミのように捨てられる集印帳があるとするなら・・・今すぐにでもブームが去って欲しいくらいです。きちんと綺麗な心で参拝し、御朱印をもらい神棚で保管してくれるような人が増えてくれたらいいなと思います。

追伸
「集印帳」「朱印帳」どちらが正解なの?という質問を頂きました。とくにどちらが正解というのはありません。検索などの事を考え、この投稿も両方を混ぜて使っていますのでご了承下さいね。

「私も参拝して御朱印を集めよう」そう思った方はぜひ集印帳を一冊買ってみてください。おすすめするのは参拝に伺った寺社で買うこと。それはなぜかはこの記事に書いておきました。ぜひご覧ください。

www.nubatamanon.com